big-sugarのミリオンマイラーへの道

ANAのミリオンマイラーを目指してます

成田⇒ブリュッセル修行(ミリオンマイラー修行その8)

成田-ブリュセル修行

前日の羽田⇔那覇のOKAタッチに引き続いて、24年最初の国際線として成田⇒ブリュッセルでの国際線修行に行ってきました。

 

2024年最初の国際線搭乗

今回は2024年最初の国際線修行です。成田からブリュセルへの便に搭乗します。
コロナ明け以降、ANAの多くの国際線が成田から羽田発着に移管されています。そのため成田から海外に行く機会がめっきり減りました。私も22年の9月にシンガポールに行ったとき以来の成田出発です。

2024年最初の国際線は成田のZカウンターから

成田空港 Zカウンター

成田空港にはZカウンターという、ファーストクラスとダイヤモンドステータスの人だけが使えるチェックインカウンターがあるのですが、コロナ禍では閉鎖されていました。2年前のシンガポールのときも閉鎖されてて使えなかったのですが、今回初めて使いました。羽田にも同じ利用条件のRカウンターというのがあるのですが、成田のZカウンターは規模も大きく、ソファーに座りながらチェックイン出来るのが特徴です。
しかしながら今回はソファーには座らず、カウンターで立ってチェックインしました。

Zカウンターでチェックイン

ブリュセルからの他社便の予約が座席指定していなかったので座席を選びたかったのと、ブリュセルでの乗り継ぎ方法を聞いておきたかったので、端末があるところじゃないとチェックインできなかったのです。
結局、普通のダイヤモンドステータスのチェックインカウンターと同じ感じでチェックインしましたが、最後にグランドスタッフ全員に見送られながらセキュリティチェックへ進んだのだけが違いでした。

利用者が全然いないZカウンター・・もったいない



セキュリティチェックもZカウンターのお客様だけのために1レーンが稼働していました。前後に私以外の客はいないのでゆっくりと荷物を出してセキュリティチェックを受けました。こんなに使う人が少ないレーンに3人も人をかけておくのがもったいないと思いました。

 

ANAスイートラウンジもガラガラ

スイートラウンジも私以外のお客様はいませんでした(後で何人か入ってきましたが)。スタッフの方と少しお話ししましたが、最近は羽田発が増えているので夜のホノルル便以外の時間帯は非常にお客様が少なくなったそうです。

スイートラウンジもガラガラ


機内食もあるので、ラウンジではバケットショコラだけいただきました。これはスイートラウンジ限定のものです。

搭乗時間が近づいたので搭乗口に向かいます。今回のブリュセル便は親子連れが多かったです。グループ1の搭乗前に何組もの親子が搭乗しました。

B787-9に搭乗します
いよいよ搭乗

この便はB787-9で運行されます。コロナ前にブリュセル便に乗ったときはB787-8だったのですが、今はサイズアップしているようです。エコノミークラスは若干空席がありましたが、ビジネスクラスはほぼ満席でした。
離陸して安定飛行に入ると機内食が始まります。今回は洋食の魚料理を事前にオーダーしています。魚として鮟鱇が使われるのであんこう鍋しか食べたことがない自分としては、違う鮟鱇料理を食べてみたかったのです。まず、アミューズとして「ANAオリジナルスティックとパストラミチキン オリーブとチーズ」がきました。次に前菜として「パテ・ド・カンパーニュと野菜のマリネ マグロのスモークとシーフードの味噌タルタル」をいただきました。

 

メインディッシュはアンコウ料理

そしていよいよメインディッシュ、「鮟鱇と帆立、海老のアンサンブル スパイス香る白ワインソース」の登場です。鮟鱇は歯ごたえがややあって、淡泊な味わいでした。白ワインソースともよく合っていたと思います。

鮟鱇と帆立、海老のアンサンブル スパイス香る白ワインソース
オーロラチャレンジ

今回のブリュセル便ですが、ロシア上空ではなく、アラスカから北極海上空を抜けてヨーロッパに南下するコースです。しかも季節は冬なので、運が良ければオーロラが見えるかもしれません。どれくらいの可能性があるか、事前に「宇宙天気予報」で太陽フレアの活動状況を調べました。太陽フレアが活発なほど、オーロラが出やすくなります。この日の太陽フレアは「やや活発」ということで、いつもよりはオーロラご見やすいかもしれません。
CAさんにもお願いして、オーロラが見えたら起こしてくれるように頼みました。CAさんを通して、機長さんからオーロラが出る可能性がある時間帯を教えてもらい、じっと暗い窓の外を見続けました。

キャプテンからCAさん経由でオーロラ情報をもらう


だんだんと眠くなってきましたが、気合で起き続け窓の外を見ましたが、機長さんからもらった情報のオーロラが出やすい時間も過ぎたあたりで寝てしまいました。
起きた後にCAさんに聞いたのですが、とても薄い色のオーロラが少しだけ見えてすぐに消えてしまったので、起こさなかったとのことです。
これまで何回もオーロラにチャレンジしてますが、未だに見たことがありません。今後も冬場のオーロラチャレンジは続けたいと思います。

爆睡

目が覚めたのは到着まであと2時間のところでした。通常、機内の照明は到着の3時間前に点灯することが多いのですが、今回は照明が点いても気がつかずに寝ていたことになります。以前は眠れなくてすぐに目が覚めたのに年を取ってからは機内で爆睡することが増えました。

到着2時間前まで爆睡


目覚めたあとの朝食として和食を頂きました。実はお腹はまだ空いていなかったのですが、このあと飛行機を乗り継いでロンドンまで行くので、いつ食事が取れるかわからないため食べておくことにました。

朝食の鶏モモ肉のグラッセとキノコのリゾット

 

ブリュッセルに到着


食事が終わるとすぐに飛行機は降下を開始し、ほどなくしてブリュセル空港に着陸しました。ブリュセル空港はコロナ前の2018年に来て以来、6年ぶりです。ここからロンドンに向けてブリュセル航空に乗り継いだのですが、ブリュセル航空の搭乗はミリオンマイルのマイル加算対象ではないため、ここでは割愛します。

ブリュッセル空港に着陸(エンジン逆噴射中)

 

現在のライフタイムマイル

では現在のライフタイムマイルです。

目標の100万ライフタイムマイルまで

あと55万7443マイル

です。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

羽田⇔那覇 OKAタッチ(ミリオンマイラー修行 その7)

2024年1回目のOKAタッチ

早朝(?)の羽田発那覇行きに搭乗

今回は国際線の国内区間を利用した那覇空港滞在50分の「OKAタッチ」をしてきました。国際線の国内区間ならではのルールで、空港でトラブル(?)続出しました。

 

早朝のOKAタッチ

今日は羽田から那覇の往復です。俗に言う「OKAタッチ」です。7時45分の出発ですが、羽田空港でのチェックインに時間がかかることを見越して、6時過ぎに空港に着きました。国内線のチェックインはスマホやWebで事前に出来るのですが、今日の那覇からの帰りの便が明日からの国際線チケットの国内区間なのです。この国内区間はスマホやWebでチェックインが出来ず、空港のカウンターでチェックインしなければいけません。しかも国内区間は事前にプレミアムクラスへのアップグレードが出来ないため、これも空港カウンターで行わないといけないのです。
空港到着後すぐにカウンターで手続きをしましたが、案の定、かなり時間がかかりました。カウンターのグランドスタッフもあまりやらない手続きであり、それにアップグレードをつけるということがなかなか端末上で見つからなかった模様です。ざっと10分くらいかかりました。
なんとか手続きが完了しましたが、アップグレードは空席待ちです。順番を聞いたら一番とのことなので、少しだけ期待して行きの便に搭乗します。

スイートラウンジで少しだけ寛ぐ

行きの便は通常の国内線の予約で事前のアップグレードも済ませています。

事故のあった羽田空港

羽田空港では数日前に大きな事故があったばかりでした。離陸は事故のあったC滑走路ではなく、D滑走路だったので現場を見ることはありませんでしたが、改めて空の安全を考えさせられました。滑走路に向かう途中で安全のためのビデオが流れますが、私を含めて見ている人がいつもより多かったように思いました。

羽田を離陸

この日の機材はB777-200の座席更新機でした。プレミアムクラスの座席はB787のGEエンジン機と同じ最新鋭の座席でした。
離陸後は揺れも少なく安定した飛行で、水平飛行に入ると同時に機内食が配られました。

プレミアムクラスの朝食

羽田から那覇は幹線なので、箱弁ではなくお皿に盛られた状態で提供されます。メニューはサンドイッチ、デニッシュ、コンソメスープ、デザートにパンナコッタでした。、デニッシュが美味しかったです。食後に紅茶とパンナコッタをいただきました。

デザートは紅茶でいただく


飛行機は順調に飛行を続け、那覇に向っています。周囲の他の機体を調べると、那覇行きが連なっていることもないので、混雑なく着陸できそうです。
那覇は雨だったので、着陸前に雨雲を抜けるときに若干揺れましたが、着陸は安定していました。

 

那覇到着後アップグレードで思わぬトラブル

帰りのチェックインも羽田で行っていたので、那覇空港では外に出ることなく、ラウンジで過ごしました。
帰りの便の搭乗時間になりましたが、帰りはアップグレード空席待ちしていたので、搭乗口ではなく、空席待ちカウンターで待ちます。搭乗開始の後でアップグレードが可能なことがカウンターの係員から伝えられ、早速手続きに入りましたが、なかなか発券されません。二人がかりで端末と格闘していた会話をすると聞いてみると、免税のところで引っかかっているようです。

那覇空港の空席待ちカウンター

今回の発券は明日からの国際線の国内区間として発券しているため、アップグレード料金も税金が免除されます。通常の当日アップグレードは15000円ですが、免税で13637円でアップグレード出来るのですが、係員の方はその手続きの仕方がわからず、出発地が違うというエラーが出てしまうようでした。搭乗開始と同時に手続きを始めたのですが、15分経っても発券出来ず、とうとう搭乗待ちの最後の1人になってしましました。電話で対処法を教えてもらったのか、ようやく発券が出来て搭乗口まで走りました。ゼイゼイしながら飛行機に乗ると、周りの冷たい視線が・・・悪いのは自分じゃないのにね・・・

 

那覇を離陸

雨の中の離陸で、離陸後もしばらくシートベルトサインは消えませんでした。シートベルトサインが消えると、機内食が配られます。那覇空港発の機内食は沖縄の郷土料理がメニューになることが多く、この日もチャンプルー、シークワーサー風味味噌チキン、もずく、グルクン竜田揚げなど郷土色豊かな食事を美味しくいただきました。

プレミアムクラスの昼食

那覇から羽田は飛行時間は意外に短く、ゆっくりと食事を頂いていたので、食べ終わった時には着陸30分前になっていました。那覇への着陸と違って羽田への着陸は混雑しているようです。
飛行機が1列になって東京湾上空を進み、羽田空港のA滑走路に順番に着陸です。第2ターミナルにブロックインしたのはほぼ定刻でした。出発時に(自分のせいではないが)最後の搭乗客になったので、遅れなかったのはほっとしました。

 

修行の結果

さて、現在のライフタイムマイルです。

目標のミリオンマイルまであと残り563510マイルです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

羽田⇔シドニー 年末旅行(ミリオンマイラー修行 その6)

シドニー往復修行

年末の旅行を兼ねて、シドニー往復修行をしました。

羽田空港第2ターミナル国際線のRカウンター

 

羽田からシドニー

出発は羽田空港第2ターミナル

この日はクリスマスでした。羽田からシドニー行きのANAは昼便と夜便の1日2便ありますが、予約したのは夜便です。1年前に予約したときには夜便しか設定されておらず予約したのですが、その後昼便が設定されて航空券の値段も昼便の方が安かったです。日本とオーストラリアは時差が2時間しかないので、昼便の方が寝不足の心配がなく体の負担も小さいのですが、予約したときには設定されていなかったので仕方がありません。

シドニー行きの夜便は羽田空港第2ターミナルの国際線から出発です。第2ターミナルの国際線はまだ便数が少なく混雑していないので、出発前は比較的ゆったりと過ごせます。

ファーストクラスとダイヤモンドステータスメンバーはチェックインでRカウンターが使えます。成田空港のZカウンターはゴージャスなカウンターとして有名ですが、羽田第2ターミナルのRカウンターは質素な感じで普通のカウンターに囲いと屋根をつけただけのような「R小屋」とでも呼ぶべきものでした。ファーストクラス設定のある便のほとんどは成田から羽田に移されているので、本来であれば羽田の方をゴージャスにすべきなのかもしれませんが、質素な作りなのはANAの方針なのかもしれません。

 

第2ターミナル国際線スイートラウンジ

R小屋でチェックインを済ませるとセキュリティを通って出国ですが、ここも全然人がおらず、待ち時間ゼロで通過しました。その後エスカレーターで上のフロアに上がり、スイートラウンジに入ります。

ANAスイートラウンジ入口

ラウンジに入ってまずはシャワーを浴びます。これから夜便に搭乗するのでその前にサッパリとしておきたいところです。シャワーを浴びたあとはダイニングでゆっくりと食事をします。ビジネスクラスに搭乗するときはサラダくらいしか食べないのですが、今日のシドニー行きはエコノミーなので、ラウンジでしっかりと食べて飲んで、機内では機内食を食べずに寝る計画です。

写真に撮ってはいないのですが、オリジナルビーフハンバーグ、寿司握り5貫、ハッシュドビーフ、カルボナーラ、マカロニグラタン、サーモンいくら丼、牛丼をいただきました。こう書くと沢山食べたようにみえますが、それぞれの量は軽食並みなので、感覚的には「ちょっと多めに食べたな」くらいの感じです。

お酒はそれぞれの料理に合わせる感じに、シャンパン、日本酒、ビール、白ワイン、赤ワインをいただきました。

食事後はラウンジフロアに移動し、バーカウンターでオリジナルカクテルをいただきました。

 

搭乗から離陸まで

お腹もいっぱいになり、酔いも回ったところで搭乗口に移動します。

なんと飛行機までバス移動

搭乗口は702番ゲート。「ん?羽田空港の第2ターミナルに702なんてゲートあったか?」と思ったら、なんとバス移動のゲートでした。第2ターミナルの国際線ゲートは数が少なく、便数が多い時間帯になると俗に言う「沖留め」の飛行機までバスで移動するケースが増えそうな気がします。

今回はエコノミーの予約ですが、満席ではなかったため3人掛け座席に一人で座ることができました。離陸してシートベルトサインが消えたと同時にひじ掛けを上げて、3人分の座席を使って横になりました。満腹と酔いも手伝い、その後機内食が配られていたようですが、ほとんど記憶にないまま就寝です。

 

朝になり着陸へ

目が覚めると、既に朝食の機内食が配られていました。

朝食の機内食はボックスタイプ

中身はサンドイッチとヨーグルト、フルーツにチョコ菓子という簡単なものでした。

中身はこんな感じ

オーストラリア入国後すぐに食事は食べられないだろうと考えて、この軽食はいただきました。

目が覚めた時点で到着まで1時間程度でしたので、食事をした後すぐに着陸態勢に入りました。遠くにはシドニーの街並みが見えます。

着陸直前にシドニーの市街地が見えた

ほどなく着陸。10時間を切るくらいの飛行時間でした。

 

シドニーから羽田

帰りも夜便

シドニーからの帰りも夜便です。夜10時の出発です。

帰りもラウンジで食べて、機内では寝るだけにするつもりでした。行きの羽田では出発の4時間前に空港に到着して、ゆっくりと食事をして搭乗することができましたが、帰りは空港のANAカウンターのオープンは出発の3時間前からになります。

カウンターオープンは3時間前

出発の3時間前ちょうどにチェックインしても、セキュリティや出国、その後の空港内をラウンジまで結構歩くなどしたため、ラウンジに着いたときには2時間30分、シャワーを浴びた後には2時間くらいしか時間が残されていませんでした。

ラウンジはANAの指定ラウンジがニュージーランド航空、他にスターアライアンスのシンガポール航空のラウンジがありましたが、ANAの羽田行きはこのターミナルから出る便としては最後から2番目の出発になるため、既にシンガポール行きが出発しているシンガポール航空ラウンジは閉店準備中で入れません。結局はANA指定のラウンジで残り時間を過ごすことになりました。

食事はそれほど充実しておらず、ビーフストロガノフやサフランライスなどのホットミールが3種類、他にはサラダとスイーツ程度で、かなり残念な感じです。ではせめてもの酒でも、と思いましたが2杯目の生ビールをもらいにバーカウンターに行くとビールサーバーが壊れていて、瓶ビールしかないという状態です。それでも、機内で寝るだけにしたいため、食べて飲んでから搭乗口に向かいました。

 

搭乗から着陸まで

搭乗口に行くと、遠くの街並みに花火が見えました。今日は大晦日。シドニー湾での花火がある日です。近いところで見たかったですが、この日はホテルの値段も信じられないくらいの値段になるため、帰国を選択しています。

帰りはほぼ満席です。ビジネスクラスもプレエコも満席で、アップグレードを申し込んでいましたが当然かなわず、エコノミーの3人掛けに3人座る状態です。離陸前からアイマスクをして寝るようにしましたが、離陸してもなかなか眠れません。機長のアナウンスでは、離陸後3時間くらいは揺れが予想されるとのことでしたが、日本近海に近づくまでずっと揺れ続けるフライトとなりました。

眠れない中で機内食が配られ始めましたが、既に食べているのでビールだけもらい眠ろうとしましたがやっぱり眠れず、続く揺れの中で数時間を過ごしました。なお、到着前の機内食は、離陸後にクラッカーなどが入れられた袋が配られて「これを到着前に お召し上がりください」とのことでしたが、これはもらいませんでした。

 

元旦の早朝に到着

窓の外はずっと暗いままで羽田空港に着陸です。時間は5時20分の定刻通りで、まだ日の出前でした。第2ターミナル国際線への到着でしたが、この便しか到着していなかったので、入国や税関は待ち時間ゼロで通りました。羽田空港の展望デッキで初日の出を見ようかとも考えましたが、モノレールや京急から次々と人が降りてくるのを見て混雑を予想し、諦めました。

 

現在のライフタイムマイル

現在のライフタイムマイルは以下の通りです。

2024年1月1日現在

目標のミリオンマイルまで残りあと564494マイルです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

羽田⇔那覇 OKAタッチ(ミリオンマイラー修行 その5)

OKAタッチ修行

クアラルンプール発券の目的地が那覇なので、羽田から那覇までと、別切りで那覇から羽田まで戻る「OKAタッチ」修行をしてきました。

羽田空港はクリスマス一色

 

OKAタッチとは

〇〇タッチとはその空港まで行き、空港から外に出ることなく出発した空港に戻る(多くは乗ってきた飛行機に再び乗って戻る)修行僧の合言葉みたいなものです。〇〇のところに空港の名前が入ることが多く、ここに空港コード(世界中の空港はアルファベット3文字の空港コードを持っている)を入れて呼ぶことが多いです。今回行く那覇空港は空港コードが「OKA」なので「OKAタッチ」と呼ばれ、修行僧の間では一番有名な修行の行程になります。他にも石垣空港往復の「ISGタッチ」とか国際線だとシンガポール往復の「SINタッチ」などが有名です。

今回はクアラルンプール発券のチケットで羽田から那覇まで行き、チケット上では那覇に滞在することになっているけど、実際の生活は関東なので別切りの片道チケットで戻ってきます。だったらわざわざ那覇まで行かずに、クアラルンプール発券で羽田までにすればいいのに、と思うかもしれませんが実はクアラルンプールから羽田までのチケットとクアラルンプールから羽田経由で那覇までのチケットの値段がほとんど同じなのです。ですので、少しでも安い値段でライフタイムマイルをGetしたい自分にとっては、羽田で止まらず、那覇まで行った方がお得という計算になります。

アップグレードならず

クアラルンプール発券の国際線チケットだと国内区間は普通席になります。ここでプレミアムクラスにアップグレードしたいところですが、国内線のチケットが搭乗の2日前の午前0時からアップグレードが申し込めるのに対して、国際線チケットの国内区間のアップグレードは、搭乗当日に空港カウンターでしか手続きできません。人気の羽田-那覇なので2日前にはプレミアムクラス満席で、おそらくはアップグレードの空席待ちも2日前から入っていると思われ、当日の朝に空港で申し込んでも勝ち目はないと思います。ですので、今回はアップグレードは申し込んでません。

スイートラウンジにて

行きが普通席確定なので、羽田でチェックインしたあとはスイートラウンジで軽く食事をいただきます。帰りの便はプレミアムクラスを予約してあるので、あまりたくさん食べるつもりはなかったのですが、おにぎりの他にカレーパンが美味しそうだったので取ってしまいました。この日はラウンジは比較的空いており、落ち着いた時間を過ごせました。

スイートラウンジで軽い朝食
搭乗

搭乗時間が近づいたので搭乗口に行くとものすごい混雑ぶり。どうやら修学旅行の高校生が同じ便に搭乗するようです。

搭乗する順番ですが、ダイヤステータスのグループ1、続いてプラチナ/SFCステータス、スターアライアンスゴールドメンバーのグループ2の順ですが、なんと高校生はその直後のグループ3の前に搭乗だそうです。おそらく機体後方のすべての席を高校生が占めるため、後に乗せると混雑と混乱が長引くので、一般のお客さまよりも先に乗せて席に座るまでの時間を稼ぐ作戦のようです。修学旅行の団体客は座席を全部埋めてくれるので、航空会社にとってはありがたいお客様ですが一般客から見たら「なんで俺たちより先なの?」と思ってしまうかもしれません。

修学旅行生に占拠された搭乗口
離陸から安定飛行へ

今回は出発で離陸を待たされることなく離陸、順調に高度を獲得し安定飛行に入りました。普通席の座席はバルクヘッドと呼ばれるブロック最前列の窓側席です。ラッキーなことに隣が空席でしたので、ゆとりある時間を過ごせました。昨日、クアラルンプールから羽田の間に見ていた動画の続きを最後まで見ることができました。

バルクヘッド席なので足元はゆったり
那覇は南風

那覇が近づいてきました。飛行コースから見る限り今日の那覇は南風のようです。那覇行きの便は南風のときは定刻よりも早めに着くことが多いです。これは北風のときは一旦沖縄本島の南側まで抜けてから進路を北に取り直して着陸するのに対し、南風のときは本州から飛んできてそのまま南向きで那覇空港に着陸するためです。だいたい10分から15分くらいは早く着く感じです。しかもこの日は偏西風が弱く、途中もスピードが落ちなかったため、20分も早着しました。

北から那覇空港に進入
タッチの時間が伸びた

OKAタッチの場合、B777やB787の大型機はTAT(ターン・アラウンド・タイム=折り返しに要する時間)が55分に設定されていることが多いです。今回の便も55分で羽田に戻るはずでしたが、20分も早着したのでTATが1時間15分になりました。

ポーたまのチャンス

TATが1時間15分になったので、ポーたまのおにぎりを買うことにしました。ポーたまというのは沖縄グルメの一つ「ポークたまごおにぎり」を販売するお店で、那覇空港内に2店舗お店があるのですが、いつも大行列で日中は30分以上並ばないとまず買えません。OKAタッチはTAT55分と言いましたが、実際には出発の20分前には搭乗手続き締め切りでそれまでにセキュリティゲートを通過していないといけないので、自由に動ける時間は30分もありません。コロナ禍では人の数がそれほど多くなく、OKAタッチでもポーたまのおにぎりを買えたのですが、コロナ後は人も増えてポーたまの人気も更に高まり、とても30分では買えない感じになっていました。

それが今日は1時間近く空港で時間が取れたのでポーたまのおにぎりを買うことにしたのです。しかし、残念ながら到着ロビーのお店はやはり長蛇の列。これでは間に合いそうもありません。そこで国際線ターミナルにあるお店まで行くことにしました。

国内線ターミナルからは早歩きで5分くらいかかりましたが、列に並んでいる人は3人だけ。これなら楽勝だ!と思いきや、この店ほとんどワンオペに近い形なので、一人の注文を取ったら調理開始して調理途中で次の人の注文を受けて・・・みたいな感じで列がなかなか先に進みません。結局自分の順番まで20分もかかり、しかも注文後に「出来上がりまで15分」と言われる始末。全然回ってない店でした。でもここまで来て諦めるわけにはいかないので、搭乗まで時間がないことを説明して急いで作ってもらいました。

結局15分かかるはずの調理は7分で完了し、おにぎりをGet。急いで国内線ターミナルに戻ります。セキュリティゲート締め切りの5分前になんとか通過。ホントにギリギリでした。最初から到着ロビーの店に並んだ方が早かったような気がします。

ポーたま 国際線ターミナル店

搭乗口まで急いで来たら、ここでもものすごい人だかり!なんと帰りの便も修学旅行の高校生が大量に乗り込むみたいです。

帰りの便も高校生軍団搭乗!

 

帰りの便に搭乗

帰りの便はプレミアムクラスを予約していたので、機内食が出ますが、せっかく苦労して買ったポーたまのおにぎりを温かいうちに食べたいと思い、離陸して安定飛行に入り機内食が配られ始まると同時に包みをオープンしました。ポーたまのおにぎりはCAさんの間でも有名らしく、私がOKAタッチですぐに折り返す客であることを知っているCAさんから「よく折り返しの時間で買えましたね」とか「いつか食べたいけど、いつも買えないんです」というお声がけをいただきました。

国際線ターミナル店限定の魯肉飯ポーたまおにぎり

機内食が配られましたが、最初におにぎりを食べるためにオリオンビールを2本いただきます。やはり沖縄グルメにはオリオンビールに限る!相性抜群です。

オリオンビールとの相性は抜群!


少々お腹も膨れてきましたが、続いて機内食も頂きます。ANAでは幹線(羽田からだと千歳、福岡、那覇)のプレミアムクラスでは機内食にホットミールが出ます。他の路線だと箱弁でしかも冷たいのでその差は歴然です。せっかくのホットミール、しかも那覇発では沖縄の料理が提供されるので、こちらも日本酒2本で美味しくいただきました。

幹線の機内食はホットミールを提供

日本酒2本いただきました

 

羽田に戻る

食後は機内食についていたチョコ菓子を紅茶でいただきました。那覇から羽田の便は2時間半くらいのフライトが定刻ですが、実際に飛んでいる時間は2時間はなく、寒い時期だと偏西風に乗って1時間半くらいで着くときもあります。おにぎり食べて、機内食食べて、デザートでお茶してたらあっという間に関東近辺まで来ていました。

但し帰りは羽田空港の混雑のため低空で遠回りしたため、ほぼ定刻の到着となりました。

最後は紅茶で〆ました

 

現在のライフタイムマイル

現在のライフタイムマイルは以下の通りです。

ミリオンマイラーまで残りあと574220マイルです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。