big-sugarのミリオンマイラーへの道

ANAのミリオンマイラーを目指してます

初めてのファーストクラス(ミリオンマイラー修行その46)

最初で最後のファーストクラス

今回はロンドンに飛んで、そのまま同じ飛行機で帰国するロンドンタッチですが、往路はファーストクラス、復路がビジネスクラスになります。

 

人生初のファーストクラス

これまでビジネスクラスは乗ったことがありますが、ファーストクラスは生まれて初めてです。そしておそらく人生最後になると思います。羽田からヒースローまでのファーストクラスは普通に買うと110万円を超えますが、今回は幸運にも特典航空券で乗ることができました。搭乗355日前の午前9時にWebで取ることができましたが、往復は取れずに帰りの便はビジネスクラスの特典航空券になりました。

 

搭乗前日は興奮してなかなか眠れず、やや寝不足で羽田に着いて第2ターミナルのRカウンターでチェックインします。今回はロンドンタッチなので帰りの搭乗券も発券してもらいました。ラウンジに行ったのですが、これから搭乗するファーストクラスの方が美味しいお酒が出るので、ほとんど食べず飲まずで搭乗しました。

 

想像以上に広いファーストクラス

搭乗して最初はやはりその広さに驚かされます。シートからモニター画面がなんと遠いことか。エコノミーやビジネスでは画面のタッチパネルを操作して映画や音楽を楽しめますが、ファーストはシートベルトを外して近くまで行かないとモニターに手が届かないので、リモコンが活躍しそうです。そして出発前のウエルカムドリンクもビジネスはスパークリングワインかオレンジジュースですが、ファーストクラスはシャンパンが出ます。でも、ここはいつも通りオレンジジュースで我慢(?)しました。

ファーストクラスは幅も長さもある
やっぱりシャンパンでしょ

出発は定刻から20分程度遅れましたが飛行は比較的安定しており、高度を上げたらすぐに機内食が始まります。テーブルもかなり広く、たくさんの種類のお酒を乗せても場所が足らないということにはならなそうです。

1回目の食事は日本発のファーストクラスなので和食をお願いしました。まずアミューズが出ましたが、これがまた上品な盛り付けです。ANAオリジナルアールグレイナッツスティック、チキンとゴボウ ペストロッソマヨネーズ、サーモンコンフィ、ズッキーニのスカペーチェの4品です。飲み物はシャンパン「シャンパーニュ・クリュッグ グランド・キュヴェ」にしました。1986年のANA国際線就航以来、ファーストクラスで提供され続けているシャンパンです。盛り付けから連想されるような上品な味のアミューズに至高のシャンパーニュ。やっぱりラウンジで飲まなくて正解でした。

ファーストクラスならやっぱりシャンパン?
3種の日本酒飲み比べ

とは言え、お腹は空いているのでペロっとアミューズを平らげて、次は前菜と先付が来ました。前菜は桜鱒の手毬寿司、キャベツお浸し 酒盗あん、蓬麩酢浸し、若鶏うぐいす焼、伊達焼山椒玉子、じゃが芋饅頭黄味焼き、花びら百合根の7種、先付が飯蛸 筍 独活 木の芽味噌です。

アミューズはきれいに盛り付けられている

ここで飲み物を日本酒に切り替えます。ビジネスクラスだと日本酒は2種類ですが、ファーストクラスでは3種類の日本酒を搭載しており、その全てを味わうために飲み比べをリクエストしました。グラスの形もビジネスと違う日本酒ですが、CAさんが写真映えするようにボトルを並べてくれました。かなり高級な日本酒ばかりです。前菜も品数が多いのですが、一つ一つはそれほど大きくないので日本酒と合わせながらどんどん食べていきます。ビジネスクラスだと前菜だけですが、ファーストクラスでは前菜の他に先付もあり、バラエティ豊かな味わいです。

なんとも豪華な飲み比べ

前菜は彩りがよい
本当に料亭のような至福の時

前菜と先付が食べ終わる頃、お造り、次にお椀が来ました。椀物は煮蛤白玉包みです。蓋を開けると出汁のいい香りが広がります。温かいものを中間にいただくことでお腹も落ち着いてきました。

お造り

椀物

最後は温物、小鉢、主菜がまとめて運ばれます。温物はめばる薯蕷蒸し、小鉢が白ミル貝ともずく桜酢、そして主菜が桜鱒蕗の薹味噌焼きです。ご飯と味噌汁は敢えて頼まず、他の軽食を食べられる余力を残すようにしました。少し食べ進んだところで、軽食にちらし寿司があることを発見。これをご飯の代わりにいただき主菜を食べようと考えてオーダーしました。軽食にちらし寿司が食べられるとは思いませんでした。そしてこれらの和食は味付けが繊細で手の込んだ料理になっており、まさに空の上の料亭のような感じでした。本当に至福のときを過ごしました。

主菜

軽食のちらし寿司を主菜と一緒にいただく

 

デザートも上品

いつものビジネスクラスならここでデザートは食べずに軽食を注文するところですが、二度と乗ることはないであろうファーストクラスなので、デザートもいただくことにしました。ビジネスクラスは和食を頼んでも洋食を頼んでもデザートは同じもの(多くの場合は洋食系のデザート)が出ますが、ファーストクラスは和食には和のデザート、洋食には和ではないデザートが出ます。今回は和食を選んでいるので和のデザートです。「丹波みくまり 石(いわ)しずく」という上品な甘さのデザートをいただきました。甘すぎず量も少な目で、これなら毎回デザートとしていただきたいと思いましたが、これが出るのはファーストクラスだけです。

上品な甘さの丹波みくまり
軽食はイマイチ

機内の明かりも落とされた中、まだ眠くないのでもう一つ軽食を頼みました。ビジネスクラスでも食べられるものはパスし、ファーストクラスならではのものということで「ビーフハンバーガー 黒胡椒ソース」とガーデンサラダをお願いしました。ですが、このビーフハンバーガー、ほとんど味がついておらず期待外れな感じでした。ガーデンサラダはビジネスクラスと同じだと思いますが、ファーストクラスはドレッシングを選ぶことができます。

ハンバーガーはイマイチだった
ベッドメイクもやってくれる

かなりお腹もいっぱいになったところでパジャマに着替えました。このパジャマは持ち帰り可能なアメニティです。作りもビジネスクラスで借りられるパジャマと比べてもしっかりとしており、生地も良いものが使われています。トイレで着替えて席に戻るとCAさんが既にベッドメークをしてくれていました。ビジネスクラスはベッドメークは自分でやるので、ここでも差分を感じます。

 

朝はキャビアでお茶漬けを

寝がえりも打てる広いベッドで7時間ほど熟睡し、到着の2時間前に目が覚めました。本当ならここで2回目の機内食なのですが、お腹も空いていないのでCAさんにお願いしてお茶漬けにしました。搭乗時にキャビアを確保してくれるようにCAさんにお願いしていたのですが、そのキャビアをお茶漬けに載せて「キャビア茶漬け」としていただきました。その味は・・・・なんか不思議な味わいでした。家ではこんな食べ方は絶対にしないので、ファーストクラスだけでできる贅沢な食事でした。

キャビアを茶漬けにアレンジ
ロンドンタッチは時間がない

ロンドンは曇り空でしたが、揺れることもなく着陸しファーストクラスの旅は終了です。ここから折り返して同じ飛行機で羽田に戻ります。ヒースロー空港では同じターミナル内で国際線から国際線に乗り継ぐ場合は入国は必要ありません。荷物のセキュリティチェックと搭乗券の確認だけで、パスポートすら要りません。念のため搭乗券とパスポートを係員に出すのですが、パスポートはチラっと見るだけで、開きもしませんでした。こうして再び飛行機を降りた搭乗口の近くにあるラウンジでシャワーを浴びます。ずっと飛行機に乗りっぱなしなので、ラウンジでのシャワーは本当に助かります。でも、シャワーを浴びていたら出発の時刻が近くなり、何も食べずにビールだけ飲んで搭乗口に向かいました。

帰りは白ワインから

帰りの便はビジネスクラスですが、ウエルカムドリンクはファーストのときと同じオレンジジュースをいただきました。定刻からまたもや20分程度の遅れで出発しましたが、今度は多少揺れがありました。少し揺れる中、機内食が始まり最初のアミューズはカリフラワーのピューレ、スモークターキーのカナッペの2種です。飲み物は白ワインのリースリングをいただきました。このリースリング、ドイツ産なのであまりスキッとしていません。リースリングはスキッとした飲み口と辛さが特徴だと思っているので、この味は少し期待外れでした。

アミューズ あまり上品さは感じない
帰りも和食をチョイス

帰りの便も和食を選んだので、前菜は海老芝煮、ブロッコリーニスモークサーモン巻き、玉子焼き、蛸柔らか煮の4種、煮物が鶏つくねの白味噌煮、小鉢がアスパラガス豆腐です。先ほどまで乗っていたファーストクラスは、これ以外にお碗とかお造りとか温物とかがあったのですが、それと比べると品数としては少し寂しいです。その分一つ一つの盛りが多めになっています。この前菜と合わせる飲み物は芋焼酎の川越と清酒の獺祭ブルーをチョイスしました。特に川越はロックでいただいたため、香りが強く、うまく合う食べ物がなかったです。失敗でした。

前菜の彩りはビジネスも負けていない
主菜は・・・

主菜は牛すき焼きです。ANAの海外発の和食では定番とも言える牛すき焼き(もしくは牛すき焼き煮)ですが、これは牛肉が海外拠点でも容易に入手可能なことと、味付けが濃く外国人にも理解しやすい和食であることがその理由だと推測しています。逆の言い方をすると、ファーストクラスで食べたような「繊細な」「薄めの」「出汁が効いた」和食は日本通の外国人でないとその良さがあまり理解されないのではないかと考えています。まぁ、これも和食文化が世界にもっと広がれば、理解できる人も多くなっていくとは思います。

その牛すき焼きですが、肉が厚くて硬いのが残念でした。肉を薄く切って味わうというのもなかなか外国人には難しいのかもしれません。おそらく日本からの指示は「厚さ何ミリ」という指定がされているかもしれませんが、その通りに調理するのが難しいのかもしれません。

主菜のお肉はちょっとイマイチ
軽食もよさげなものが見つからず

いつものようにデザートはパスして軽食をいただくところですが、魅力的な軽食がありません。結局、とんこつ風ラーメンにしました。25年の3月で新しくなったラーメンですが、具がキクラゲとネギしかなく、あまり美味しいとも言えず微妙なラーメンです。しかも提供時のスープがぬるいので、それも美味しく感じられない要素になっています。猫舌の人が多い外国人に合わせて温度を下げて提供しているような気がします。コロナ前のラーメンは具材も多く、熱々のスープで提供されていたので美味しいと思ったのですが、このラーメンもひとつ前のプラとん(ラーメン)も、お世辞にも美味しいとは言えません。さらなる改良があればよいのですが。

ラーメンの麺はさらなる改良を望む
軽食2つ目はカレー

やっぱりラーメンでは満足しなかったので、最後にヴィーガンカレーを注文しました。これは美味しいこと間違いないので、赤ワインと合わせます。カレーが運ばれてきたときにチープパーサーの方がボトルを持ってやってきました。私がタッチで搭乗していることを知り、「差し入れ」としてファーストクラスの日本酒を飲ませてくれるとのことでした。ありがたく「常山」をチョイスし、赤ワインと共にヴィーガンカレーをいただきました。

結局カレーもいただいた

食後に自分でベッドメークし、就寝です。

6時間ほど寝て起床すると到着まであと2時間30分くらいでした。2回目の機内食は和食ではなく洋食を選びました。洋食はほうれん草入りトルテリーニ リコッタチーズとペストソースで、予想通り「重たい」食事でした。なんとか食べきりましたが、一緒についてきたヨーグルトは残しました。普段からヨーグルトは食べ慣れないので、無理に食べるとお腹の調子が悪くなります。

朝食のヨーグルトは食べなかった
もう一度乗りたいファーストクラス

食べ終わるともう日本上空です。ファーストクラスとビジネスクラスを乗り継ぎましたがその「格差」というものをまざまざと感じさせられた旅となりました。ビジネスクラスの旅が「楽に」旅ができるものだとすると、ファーストクラスの旅は「極楽の」旅ができると言えます。普段の家のリビングにいるような感覚で旅を旅と感じさせないのがファーストクラスと言い換えられるかもしれません。一度味わってしまうと、また乗りたくなりましたが、おそらく2度目はないと思います。

千葉県上空

羽田も曇り空でしたが、大きな揺れもなく5分遅れで到着しました。

5分遅れで到着(機外カメラのモニターを撮影)

さてそれではライフタイムマイルの確認といきたいところですが、肝心のライフタイムマイルのスクショを撮り忘れてしまいました。記録に残るところでは目標のミリオンマイラーまで残りあと342507マイルです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。