クアラルンプールタッチ
今回は1年に2回やっているクアラルンプールタッチです。タッチと言っても空港内のホテルに宿泊して翌日に帰国するので、正確にはタッチと呼ばないかもしれません。
羽田発と成田発
東京とクアラルンプールを結ぶANA便は1日に2便あり、羽田発と成田発が1便ずつあります。今回は成田を夕方出発して、深夜にクアラルンプールに到着する便に搭乗します。
成田空港ではANAのスイートラウンジを利用するのですが、昔のANAラウンジだったところが居ぬきでターキッシュエアラインズのラウンジになったとのことで、行ってみました。時間帯として出発便が多くないので、ラウンジはガラガラでしたが、トルコ料理をいただきました。

クアラルンプール行きだけど欧米路線の機内食
そんなガラガラのラウンジで過ごしてからクアラルンプール行きに搭乗です。離陸して安定飛行に入ると機内食が始まります。実は最近機内で食べるラーメンが新しくなったとのことで、機内食のあとにラーメンも注文するつもりです。機内食は事前に予約すると、アジア路線ではなく欧米路線の機内食が食べられます。今回も事前に予約して欧米路線の機内食にしました。本当の欧米路線なら和食、洋食の肉料理、洋食の魚料理を選べるのですが、アジア路線で事前予約した場合は選択肢がありません。だいたいのケースで洋食の肉料理になることが多いです。ですが今回は欧米路線の和食でした。和食は「銀座 奥田」とのコラボメニューだったので、欧米路線の機内食を事前にオーダーしてよかったと思いました。

アミューズも欧米路線向け
機内食はまずアミューズから始まりましたが、アミューズもアジア路線と欧米路線で異なっているので、欧米路線向けのアミューズでした。「抹茶アーモンドパイスティック」と「ムール貝のマリネ チーズとオリーブ」です。

お酒は南アフリカの白ワイン「パーデバーグ」をいただきました。ムール貝にあまり味がついていないので、軽いワインとよく合いました。

前菜は獺祭ブルーで
続いて前菜は獺祭ブルーでいただきます。獺祭ブルーはアメリカの酒蔵で作ったMade in USAの清酒です。日本酒の獺祭と飲み口が似ていますが、飲んだ感じはやや肉料理に合わせている感じがしました。前菜はさすが奥田の和食だけあり、見栄えも非常によくもちろん味もとてもよかったです。

日本酒はこの獺祭ブルーと満寿泉の飲み比べでいただきました。魚料理は満寿泉で合わせた方がよかったように思います。

主菜は肉も魚も!
主菜は「牛肉赤味噌煮」と「太刀魚と海老真丈の沢煮野菜餡掛け」という肉も魚も味わえるものでした。お酒は獺祭ブルーだけおかわりしています。この肉と魚のそれぞれに対して獺祭ブルーを合わせたところ、やはり魚よりは肉料理によく合うことが確認されました。

~恵みの北海道 ~ 濃厚ねぎ味噌ラーメン
食事も終わりましたが、今日の一番の目的は機内食よりも軽食のラーメンを食べることでした。ちょうどこの日から機内のラーメンが刷新されていたので、これまでのラーメンとの違いを確かめたかったのです。新しくなったラーメンですが、これまでのラーメンはどこの空港発でも同じものが提供されていますが、今回から日本発は味噌ラーメン、海外発はとんこつラーメンとすみ分けています。この便は日本発なので「~恵みの北海道 ~ 濃厚ねぎ味噌ラーメン」ですが、頼んでみると麺が味噌ラーメンにしてはやたらと細く、しかもストレート麺でした。味噌ラーメンは中太のちぢれ麺だとスープが麺に絡んで美味しくいただけると思っているので、この麺は意外過ぎました。最初見たときは「海外発のとんこつラーメン用の麺を間違えて出したのか」と思いましたが、麺は正しかったようです。

そしてこの味噌ラーメンは具がありません。乾燥ネギとメンマが載ってるだけで、チャーシューなどの具はありません。そしてかなりしょっぱいです。味噌ラーメンのスープとしてはコクがあって美味しいのですが、ちょっと塩分が多いかと感じました。実はラーメンは2杯いただき、かなりしょっぱいものばかり食べたので、最後にコーラをいただきました。塩分や糖分など体に悪いものばかり食べてますね。

宿泊は空港内
全て食べ終わってちょっと寛ぐともうクアラルンプールに到着です。深夜0時過ぎの到着ですが入国することなく、空港の搭乗口のすぐ脇にあるトランジットホテル「SAMA-SAMA Express」に宿泊しました。飛行機降りて5分後にはチェックインして1時間後には眠ることができました。体的には本当に楽です。ただ、トランジットホテルなのでちょっと割高でした。
ラウンジは味で選ぶ
翌日はクアラルンプールから羽田に戻ります。ホテルをチェックアウトリミットギリギリの時間にチェックアウトしても出発まで残り2時間あったので、プライオリティパスを使ってトラベルクラブラウンジで時間を潰しました。ANAの指定ラウンジはマレーシア航空のゴールデンラウンジなのですが、ゴールデンラウンジはいつも冷房が効きすぎて寒くて長時間過ごすにはつらいラウンジです。冬場なら上に羽織るものがあるのでなんとか過ごせますが、春から夏にかけてはわざわざ羽織るものは持って行かないので、2時間も過ごせません。ですので、冷房が適切に聞いているトラベルクラブラウンジの方が快適に過ごせます。また、食事の種類はゴールデンラウンジの方がありますが、味はトラベルクラブラウンジの方がよいと思いました。

行きも帰りも同じ機材
帰りの便はなんと昨日成田から乗ってきた機材と同じでした。飛行機も私も空港で1泊したことになります。定刻よりもやや早めに出発し、高度を上げていきます。比較的早くシートベルトサインが消えて、機内食が始まりました。

アミューズはポメロ
海外発の機内食は欧米路線のものは選べず、アジア路線の本来の機内食になります。最初のアミューズは焼酎の「泰明」の水割りでいただきました。アミューズは「カッテージチーズとポメロ」と「チキンサラダのプロフィットロール」です。焼酎の水割りは香りが非常に強くやや飲みづらいかと思いましたが、水割りにしておいて正解でした。「カッテージチーズとポメロ」は味がさっぱりとしているので、強いお酒(ワインとか)でいただくと味が消えてしまう感じになるような気がしました。焼酎もロックだと強すぎると思いますが、水割りにしておいてこちらも正解でした。

ステーキに期待!
ここでCAさんが和食か洋食のオーダーを取りに来たので、洋食の肉料理をお願いしました。海外発の肉料理は一か八かな部分がありますが、以前クアラルンプール発で食べたステーキは柔らかくて美味しかった記憶があるので、肉料理にしました。
洋食の前菜は「サーモンとカリフラワーピューレ」と「燻製鴨とブルグルサラダ」です。お酒は昨日に引き続き獺祭ブルーとオーストリアの白ワインでいただきます。サーモンには焼き目がついているところにカリフラワーピューレのシャキシャキした食感のコントラストが面白いです。でも、白ワインとの相性はイマイチでした。獺祭ブルーとは合っていました。飲んだあとの味が白ワインとは違っていました。燻製鴨とブルグルサラダは鴨のスモーキーな味にブルグルサラダの味が混ざって面白い食感でしたが、これも白ワインとの相性がイマイチでした。鴨の脂が最後まで残ってしまう感じで飲み口がよくありませんでした。

焼き加減はレア中のレア!
主菜は「牛フィレ肉のステーキ ケッパーソース」です。肉の厚さがものすごく、あまり日本ではお目にかかれない感じのステーキでした。肝心のステーキの焼き加減と柔らかさですが、かなり柔らかくナイフで切るというよりは生肉をちぎるような感じで切っていただきました。焼き加減も完全にレアで肉の旨味を感じながら赤ワインでいただきました。

珍しくデザートもいただく
いつもなら軽食を食べるためにデザートは食べないことにしているのですが、デザートも昨日から変わっているとのことで新顔の「ライチとココナッツのムース ラズベリーソース」をいただきました。もともと甘いものはそれほど得意ではないのですが、それほど甘くなく、なんとか全部いただけました。

~香る福岡~ コク旨とんこつ風ラーメン
さて、帰りの便でのメインイベントです。帰りの便のラーメンは「~香る福岡~ コク旨とんこつ風ラーメン」です。日本発の味噌ラーメンの麺が細いストレート麺だったのは意外でしたが、あの麺であれば帰りの便のとんこつには合っていると思います。デザートを食べ終わって早速注文です。注文時にCAさんに聞いたところ、麺は行きと帰りでは別の麺とのことでした。であれば、味噌ラーメンの麺は中太のちぢれ麺にして欲しかったです。肝心のとんこつラーメンですが、とんこつにしては香りがかなり抑えられていると感じました。以前機内で一風堂監修の味噌ラーメンを出していた時期がありましたが、あの時は味噌ラーメンの香りが強く、一人がオーダーすると香りにつられて次々とオーダーが入りCAさんがてんてこ舞いになるという場面をよく見たのですが、そのような連鎖反応をさせないために香りを抑えているのではないかと考えています。味の方ですが、以前のプラとんよりはマシになりました。粉っぽさがなくなりスープもそこそこ美味しかったです。でもこちらも具がない(きくらげと乾燥ねぎのみ)のは残念でした。それと味噌ラーメンと違い、とんこつはとんこつ「風」ラーメンが正式な名前でした。

マレーシア ミーゴレン
ラーメンをもう1杯でもよかったのですが、クアラルンプール発だけの軽食「マレーシア ミーゴレン」も食べてみたかったのでオーダーしました。こちらはかなり薄味でしたが薬味がとても辛く、自分で味を調節して食べるものだと感じました。

早く着きすぎるのも問題だ
いろいろと食べていたので、あっという間に羽田に到着です。しかし、定刻よりも50分も早着してしまったために、空港のゲートが空いておらず沖留めのバス移動でターミナルに戻るという形になりました。バスもすぐに来なかったので、結局定刻についた場合となんら変わらない時間に入国になってしまったのは大変残念でした。

さてライフタイムマイルの確認です。

目標のミリオンマイラーまで残りあと355328マイルです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。