big-sugarのミリオンマイラーへの道

ANAのミリオンマイラーを目指してます

仁川経由メキシコタッチ(ミリオンマイラー修行その43)

メキシコタッチ

今回は仁川発券でメキシコに向かいます。メキシコでは滞在時間11時間で、同じ機材で帰国する「メキシコタッチ」です。

メキシコ専用機のB787-8

 

 

メキシコはANA最長路線?

今回は成田からメキシコシティへ向かいます。この路線はANA最長路線として有名ですが、実はロシア上空を通過できなくなって以来、実質の最長路線は羽田-ミュンヘンになっています。直線距離では成田-メキシコシティ線が今でも最長ですが、実際の飛行ルートはヨーロッパ路線が全て遠回りしているので、飛行距離も時間も羽田-ミュンヘンが一番長くなっています。

とは言え、ANAの公式には最長路線ということになっているので、今日はそのつもりで搭乗です。しかも、現地に11時間だけ滞在して同じ機材で日本に戻る「メキシコタッチ」です。

 

仁川発券

今回のチケットは仁川発券で、ソウル発東京経由メキシコシティ行きの往復になります。まずは出発地のソウルに行かなければなりません。それと最後にソウルから東京に戻るチケットも必要です。この羽田-ソウル往復はANAのエコノミー席で予約しました。

 

ラウンジでしっかりと食事

この羽田-金浦(ANAの羽田発は仁川ではなく金浦に到着します)に乗る前にANAスイートラウンジで食事をいただきました。機内食はあまり期待してなかったので、ここでしっかりといただきます。

まず握りずしです。羽田のラウンジの握りずしはライブキッチンでその場で握ってくれるので、鮮度もよくとてもおいしくいただきました。

ライブキッチンで握ってもらえる

続いてサーモンイクラ丼です。これは脂の乗ったサーモンが口の中でイクラと混ざり合い、何とも言えない美味しさです。

サーモンいくら丼

 

最後はデミグラスハンバーグです。ラウンジで出る食事はどれも軽めになっており、複数の食事をいただけるのがとてもよいと思います。

デミグラスハンバーグ

これでおしまいかと考えましたが、まだお腹には入りそうなので牛丼もいただきました。牛丼チェーン店のものと違って上品な味の牛丼でした。

上品なお味の牛丼

お腹も膨れたのでバーに移動し、カクテルをいただきます。ここはノンアルコールカクテルにしました。

 

羽田から金浦

これだけラウンジで食べたので、金浦行きの機内食は食べられないかと思いましたが、意外と食べられました。

意外とペロリと食べられた

 

そういった事情もあり、この日はこの後何も食べずに、翌日も仁川からの機内食まで何も食べませんでした。ちなみに、羽田からのANAは金浦に着くので、金浦から仁川までは空港鉄道のAREXで移動しました。これがラッシュ時と重なり電車を2本見送らないと乗れなかったのは誤算でした。

 

仁川から成田

仁川から成田へはANAではなく、アシアナ航空のフライトでした。もうすぐ大韓航空と合併されるのでその前に乗っておきたかったという意味も込めての搭乗です。ただし、ANA便でのフライトではないので、ミリオンマイラーの積算対象外のため、ここでは割愛します。

 

メキシコ便の飛行機は専用機

成田で乗り継ぐ形でメキシコに向かいます。メキシコシティの空港は標高が高いところにあるため空気の密度が薄く、人やモノをたくさん積んだ状態での離陸が難しい空港です。これまでは日本との直行便は日本からの行きは直行でも、メキシコからの帰りの便は離陸後に別の空港(標高が低い空港)に着陸して燃料を補給してから日本に向かうということが必要でした。

しかしB787の登場により直行が可能になりました。但し、普通のB787ではダメで、エンジンが高地用にチューニングされたロールスロイスのトレント1000-Lというエンジンを積んだ飛行機でないと直行便として飛べません。このメキシコ路線専用機をANAは4機保有しています。見た目では他のB787と区別はつきません。

それでも気温の高い時期は空気密度が更に薄くなるため、この専用機でも乗客や荷物を満載にすると直行便では飛べなくなるため、定員に対して満席にならない数しかチケットが販売されません。もちろん成田からの行きの便はそのような制約はありません。

 

ほぼ定刻の出発

乗客数を無理に抑えなくていいはずの成田発ですが、見た感じでは6割くらいの乗客数で搭乗も比較的早く終わり、ほぼ定刻に出発しました。最近のANAは出発時刻が遅れるのが常態化していたので、これは軽い驚きでした。

離陸後すぐに安定飛行に入り、機内食が始まりました。

 

3種類の機内食

機内食は3か月に一度メニューが刷新されて和食、洋食の肉料理、洋食の魚料理から選べるのですが、ここ3か月で3回国際線に搭乗しているため、3種類の全ての料理を食べていました。そこで一番美味しいと思った和食を今回はチョイスします。

和食の主菜は牛肉ちり蒸しと銀鱈西京焼きという、肉と魚の両方が味わえる構成になっており、これを日本酒の飲み比べでいただこうという魂胆です。

アミューズはANAオリジナルシナモンジンジャースティックと海老のマリネ オリーブとチーズです。これをカンパリオレンジでいただいたのですが、海老のマリネとは全く合いませんでした。甘いお酒なので仕方がないです。ですが、シナモンジンジャースティックとはよく合いました。アミューズに必ずと言ってよいほど出てくるスティックですが、これだけは甘いお酒がよく合います。

 

前菜は日本酒で

ANAの機内食の和食は前菜が一番見栄えがよく品数が多く華やかですが、主菜は主菜だけがドン!と出てくるので地味な感じがします。その見栄えのよい前菜ですが、今回は鰤のお造りや竹紙昆布巻鯛小袖寿司や松笠烏賊雲丹焼があり、海鮮もお肉もあります。この前菜を日本酒の農口と八海山でいただきました。魚介類は農口の方が合っていると感じました。八海山はオールマイティな感じです。日本酒それぞれの特徴が出てて飲んでいて楽しかったです。

前菜は見栄えも大切
主菜の肉と魚

主菜は牛肉ちり蒸しと銀鱈西京焼きというダブルセンターの布陣です。引き続き農口と八海山でいただきました。期待していた牛肉ちり蒸しですが、ちょっと硬いところがあってほろほろとした食感ではなかったのが残念でした。ただ、味付けがポン酢なので純米大吟醸の八海山とはさっぱりとした味を日本酒のコクが受け止める感じで相性がよかったです。

一方で銀鱈西京焼きはやはり魚介類に合う農口の方がよかったです。肉と魚、それぞれ特徴あるお酒に合わせていただく、とてもよい時間となりました。

肉と魚の両方が楽しめる主菜
デザートは要らない

デザートの時間ですが、いつも通りこの後に軽食を頼むつもりなのでデザートは断りました。軽食ですが、ヴィーガンカレーも魅力的だったのですが、今まで食べたことがないサンドイッチを注文しました。サラダもつけてセットのような形でいただきました。

寝る前にサンドイッチをいただく

このサンドイッチはホットミールではないので冷たいままの提供でしたが、海老がたくさんサンドされていて、食べ応えのあるものでした。味もよかったです。サンドイッチは軽食メニューによく出てくるのですが、写真もなく中身が何なのかわからないことが多いので、注文を躊躇してしまうことがほとんどです。ですが、今回は頼んで正解だったと思います。お腹もいっぱいになったところで就寝です。ANA最長距離路線と言っても行きは偏西風に乗るので、飛行時間はアメリカ東海岸行きと変わらない12時間程度となるため、睡眠時間も5時間~6時間程度になりました。

 

朝食は洋食で

目が覚めるとすぐにCAさんが朝食のオーダーを取りに来ました。周りの席ではもう機内食が始まっていました。普通なら到着の2時間半前に機内の明かりが点いて、1時間前に窓のブラインドが上げられることが多いのですが、このフライトでは到着の2時間前に全てのブラインドが上げられて、機内が明るくなっていました。乗客に早く起きてほしかったのかもしれません。

朝食はいつもはお腹があまり減ってないため和食にすることが多いのですが、今回は洋食にしました。到着してから11時間後に帰りの便が出発するのですが、その間何も食べられない場合を想定して、少しでも食べておこうと考えたためです。

朝食の洋食はチキンのソテーとキノコのリゾットです。トリュフ風味のフォン・ド・ヴォーソースが食欲をそそります。和食と比べるとやはり少し重めで味付けも濃いです。ですが、美味しく全ていただきました。

ちょっと重めの朝食
メキシコシティに到着

食事が終わる頃にはメキシコ上空にさしかかっていました。赤茶けた大地が見えます。

メキシコの大地

 

いかにもメキシコ的な景色です。徐々に高度を落として、伊丹空港みたいに街中にあるメキシコシティ国際空港(ベニート・フアレス国際空港)に到着です。

空港は街中にあった

 

メキシコの入国審査は日本のパスポートの場合有人カウンターを通る必要はなく、自動化ゲートで入国可能です。乗客の多くはメキシコ人だったため、外国人の列は私が先頭だったのですが見事に自動化ゲートでスキャンに失敗し、結局有人カウンターの方に並ぶはめになりました。私のパスポートは2世代前の古いタイプなのですが、クアラルンプールやシンガポールでは全く問題なくスキャンできても、ロンドンやメキシコでは弾かれてしまいます。パスポートを新しく更新すれば弾かれなくなるのでしょうか?

 

観光も考えたが・・・

有人カウンターでは簡単な質問だけで入国できました。ここから帰りの便の出発まで約10時間どうやって過ごすかはノープランでした。調子がよければ街に出て観光することも考えたのですが、スーツケースを引きながらの観光はとても大変になることがわかっていたので、空港を散策することにしました。このベニート・フアレス国際空港ですが、非常に横に長い空港です。チェックインカウンターやレストランなどが横にズラ~っと並んでいて、端から端まで歩くとゆうに10分はかかる感じです。時間もたっぷりあるので、レストランやお土産の店(そんなにはない)をゆっくりと眺めながら歩きました。それも2時間ほどで終了し、まだ8時間ほどありました。

 

ラウンジホッピングも考えたが・・・

帰りの搭乗券は成田を出発するときに発券してもらったので、セキュリティの中にはいつでも入れます。セキュリティの外は一通り回ったので、今度は中に入ってラウンジホッピングをしようと考えました。ANAの指定ラウンジの他にプライオリティパスで入れるラウンジが4か所ほど確認できました。

セキュリティを通って中に入ると、こちら側も横に長い構造のターミナルです。早速、プライオリティパスで入れるラウンジに向かったのですが、最初に行ったラウンジは午後5時で営業時間が終了とのことで入れませんでした。次に行ったラウンジは空港の一番端にある狭くて暗~い感じの待合室のようなラウンジで居心地はあまりよくありませんでした。でも入れるラウンジは数が限られており、ラウンジの滞在時間は最大で3時間というところが多いので、すぐに別のラウンジに行くわけにもいかず我慢して過ごしました。

 

ANA指定ラウンジ

次に行こうと思ったラウンジですが似たような名前のラウンジが2つあって、片方はANAの指定ラウンジでした。最初に指定ラウンジではない方のラウンジに入ろうとしたら、ANAの指定ラウンジと同じ系列のラウンジなので、どちらかに3時間しか滞在できないと言われたのでそこは入室せずに、ANA指定ラウンジの方に行きました。ANA指定ラウンジでプライオリティパスと搭乗券を見せて、両方合わせて6時間滞在したいと交渉し認めてもらいました。

ANA指定(専用?)ラウンジ

ANA指定ラウンジなので、居心地もよく料理もそれなりにあって(最初に入ったラウンジは料理がほとんどなかった)、シャワーもあります。まずはシャワーを浴びてサッパリとしたかったのですが、シャワーブースは1つしかなく順番待ちでした。1時間くらい待ってシャワーを浴び、軽く料理とビールをいただいて時間を潰しました。

ラウンジでは軽く食べた
搭乗口へ

帰りの便は出発が午前1時という遅い時間なので、閑散とした空港内を想像していたのですが、午前0時を過ぎても多くの人がコンコースを行き来しています。おそらくこの空港は街の真ん中にありながら24時間運用の空港で、深夜便も多いのではないかと思われます。

「横に長い空港」と書きましたが、裏返せば、「縦に短い空港」でもあります。搭乗口に向かいましたが、搭乗口とその周辺の待合スペースはものすごく狭いものでした。ベンチも100人もいたら満席になってしまうくらいに数が少なかったです。なので、乗客の多くは立って搭乗を待っていました。

 

深夜の出発

帰りの便は午前0時50分の出発です。乗客はそれほど多くなく(理由は後ほど知る)搭乗開始後20分で出発しました。

深夜の出発は定刻

 

深夜発なので、機内食もなく寝るだけかと思いましたが、CAさんに聞くと最初にアミューズと飲み物が出て、それからは軽食のみ、機内食は到着直前に出るとのことでした。安定飛行に入るとシュリンプカクテルとスモークダックのピンチョスと飲み物をいただきました。

飲み物とアミューズはデフォルトで出てくる

本当ならここで寝るところだと思いますが、14時にメキシコについてからラウンジで軽く食べただけでとてもお腹が空いており、軽食をいただくことにしました。

 

軽食のオンパレード

最初に注文した軽食は牛すき焼き 白御飯、小鉢、味噌汁、香の物のセットです。通常の機内食の和食として主菜で出されるメニューになります。海外発の機内食の和食は牛すき煮とか牛すき焼きがよくラインナップされます。おそらく海外でも食材が入手しやすく、味付けも海外の方にわかりやすい味だからというのが理由だと考えています。この和食に対しての洋食は用意されておらず、軽食は牛すき焼き一択でした。味は日本人になじみの味で、お酒も進みました。

通常の機内食の主菜のような軽食

でもこれだけで空腹は収まらなかったのでポークハム、エメンタールチーズとトマトのクロワッサンサンドイッチを追加で注文しました。ハムとチーズとトマトのコンビネーションが見た目も美味しそうで、これもペロっといただくことができました。

クロワッサンサンドイッチは軽く食べられた

だんだんとお腹も膨れてきたのですが、このフライトはANA最長距離のフライトです。しかも偏西風に逆らっての飛行なので、14時間45分の飛行時間です。到着前の機内食は到着の2時間前くらいだとすると、ここから10時間以上もあります。そこでもう一つ軽食をいただくことにしました。

今まで食べたことがなかった 蟹雑炊です。

機内食の蟹雑炊は初めてだった

おそらく他の路線ではメニューで見たことがないので、メキシコ発の機内だけで食べられる軽食だと思います。最後に温かいものをいただいて、ようやく就寝しました。

寝る直前にはデザートもいただいた
メキシコ路線の特徴

メキシコシティの空港は標高2230メートルのところに位置しています。空気密度が薄いところから離陸するため満席にはできないことは前に述べましたが、CAさんによるとエコノミー席はブロックの前方にはあまり乗客を乗せず、なるべく後方に乗せるようにすることで、離陸時に機種が上がりやすくしているそうです。エコノミーの前方を取ろうとしてもブロックされている席が多いそうです。そんな工夫もして、直行便を飛ばしているとは驚きです。

また、B787の機内は飛行中には標高1800メートルくらいの気圧になるように設計されています。例えば羽田(ほぼ標高0メートル)から離陸すると徐々に機内の気圧が1800メートル相当に下がっていくのですが、メキシコからの離陸の場合は空港の標高が2230メートルなので、離陸するとむしろ機内の気圧が上がっていくという不思議な体験ができます。とは言え、実際に乗ってみると気圧が上がっていくことは感じられませんでした。

 

和食の朝食

起床すると成田到着まで2時間というところでした。周りの乗客は既に機内食を食べ始めています。CAさんがオーダーを取りに来たので和食を選びました。出発後すぐに出る機内食で和食を選ぶと、前菜と小鉢2つが先に出て、その後主菜が出るという順番なのですが、今回の朝食として出る和食は前菜、小鉢1個、主菜がワンプレートに乗った状態で提供されました。通常の和食よりも品数が少ないのですが、日本時間の早朝に着くフライトのため、朝食としてはボリュームは多い方だと思います。主菜は銀鱈煮付けです。昨夜の牛すき焼きと比べると薄い味付けで、こちらの方が和食っぽい味わいです。また前菜は通常の機内食の和食で出てくる前菜とほぼ同じで見栄えもよかったです。

通常の機内食1回目のような朝食

こうしてみると、メキシコ-成田線は2回ある機内食が通常とは逆の順番(通常は1回目がフルコース、2回目がワンプレートの軽めな食事)で出てくることがわかります。出発が午前0時過ぎなので、これでちょうどだと思います。

 

早朝の成田に到着

食事も終わって飲み物のおかわりをいただくと、もう成田は目の前です。朝6時台の到着なので空港の混雑もなく、迂回せずにまっすぐ成田に向かいました。この時間帯に着くと、まだスカイライナーの運転はなくアクセス特急という名の通勤電車で帰宅することになります。長旅の最後にしては成田からの移動が一番疲れたような気がします。

早朝の成田に到着

 

さて、ライフタイムマイルの確認です。

目標のミリオンマイラーまで残りあと379910マイルです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ヨーロッパ三角飛び(ミリオンマイラー修行その42)

ヨーロッパ三角飛び

今回は羽田深夜発の国際線

今回はヨーロッパ方面に向かいます。でもタッチではなく三角飛びをします。

 

三角飛びとは?

国内の修行で三角飛びと言えば、羽田→新千歳→福岡→羽田が有名な飛行経路ですが、今回は羽田→ミュンヘン→フランクフルト→羽田の三角飛びです。ミュンヘンからフランクフルトはANAは飛んでないのでルフトハンザで移動しますが、ここはミリオンマイラー修行にはカウントされないので、羽田→ミュンヘンとフランクフルト→羽田が修行になります。

 

ミュンヘン行きは深夜発

羽田発のミュンヘン行きは数ヶ月前にミュンヘンタッチで飛んでますが、今回は三角飛びで時間的な余裕もあります。ミュンヘン行きは深夜の23時30分発なのに、離陸したあとでしっかりと機内食が出ることも前回に経験済みです。
いつもなら、機内食を美味しく食べるためにお腹をすかして搭乗するところですが、この日は昼ご飯を食べられなかったので搭乗前にもラウンジで食べるつもりでした。

 

ラウンジでお食事

出発の3時間前に羽田空港に到着し、帰りのフランクフルト発の搭乗券を発券してもらおうとしましたが、残念ながら出発の24時間前にならないと発券出来ないとのことでした。タッチなら24時間前になるので帰りの搭乗券を持った状態で出発出来るので安心ですが、三角飛びだと帰りの搭乗券がないままの出発です。

ラウンジで握り寿司をいただく

 

チェックインを済ませてスイートラウンジで食事をします。握り寿司を日本酒でいただき、続いてグラタンをビールでいただきました。

続いてグラタンもいただく

 

前の日に睡眠時間があまり取れなかったこともあり、この時点で既に眠いのですが、ここから搭乗し出発し機内食をいただいてからじゃないと寝れません。先は長いです。

 

揺れに揺れた

前回のミュンヘンタッチのときは出発がかなり遅れて搭乗開始時点で24時を回っていたのですが、今回はほぼ定刻の搭乗開始と出発でした。ただ、離陸後に前線の雲の中を抜けるため、かなり長い時間揺れが続きました。この揺れは私の飛行機人生の中で一番揺れたと思います。よく「ジェットコースターのように揺れた」と言いますが、体が何回も宙に浮く揺れは初めてでした。昔だったら恐怖を感じたかもしれませんが、物が宙に浮いても「今日はよく揺れるな」と楽しんでいました。

 

ようやく機内食開始

ようやくシートベルトサインが消えて機内食が始まります。ミュンヘン便は深夜発ということもあり、ビジネスクラスでもワンプレートで出されます。なので、アミューズは省略で、洋食はデザートが付きますが、和食は前菜の器の数が多いのでデザートはプレートに乗り切らないため省略されてます。また、飲み物もプレートと一緒に出されるため、何種類ものお酒を頼むことが難しいです。

機内食はワンプレートでの提供

 

そんな条件の中、和食と日本酒飲み比べをお願いしました。案の定プレートだけでテーブルを占有してしまうので日本酒のグラスはサイドテーブルに寄せるしかないです。飲み比べをお願いしたらCAさんが香りも比べて欲しいとのことでブラックコーヒー少量を一緒に出してくれました。日本酒を飲むたびにコーヒーを少しだけ口に含むという形で日本酒を楽しみました。CAさんの気配りに感謝です。

日本酒の飲み比べを実行

 

機内食を食べ終わったので寝てもよかったのですがまだ到着まで時間があったので、軽食を頼むことにしました。軽食として海老とツナのサンドイッチとガーデンサラダをお願いしました。サラダはCAさんが盛り付けをするので、大盛りでお願いしました。海老とツナのサンドイッチですが、あまり期待していなかった割にはとても美味しくいただけました。

軽食も美味しかった
ミュンヘンまでは長い

ウクライナへの軍事侵攻のため日本からヨーロッパ行きの飛行機がロシア上空を通過できなくなって以来、実はANA最長路線は羽田-ミュンヘンになったと思います。直線距離ではメキシコ行きが最長ですが、飛行時間ではメキシコシティ-成田が14時間15分、羽田-ミュンヘンが14時間55分なので、ミュンヘン行きが一番長いです。深夜発の便ですが、食事して軽食を食べ終わってもミュンヘンまでまだ12時間もあります。ヨーロッパ時間では、そろそろ夕食という時間です。このまま寝ると明日の夕方から眠くなって辛くなるかもしれないのですが、今回は三角飛びで明日の夜にはまた飛行機に搭乗するため時差ぼけはあまり感じずに済みそうです。ですので、眠くなってきたので素直に寝ることにしました。

 

まだ5時間もある

十分に寝たと思い起きましたが、それでもミュンヘンまではあと5時間も残っていました。ミュンヘン時間で言うと午前1時です。これだと着いてからの1日がとても長くなり、疲れてしまうかもしれませんが一度目が覚めたらなかなか眠れない性格なので、このまま起きることにしました。

 

2度目の機内食

2回目の機内食は到着の2時間くらい前に始まります。あまりお腹が空いてなかったのですが、洋食をいただくことにしました。この洋食は量も少なく、これならなんとか食べきれそうです。食べ終わって、緑茶をいただきます。そろそろ朝になる時間帯なのでこれで目を覚ます作戦です。

寝坊しながらも朝食をいただく

ミュンヘンにはほぼ定刻に到着しました。ここからフランクフルトへはルフトハンザのフライトに乗り継ぐのですが、ANAのミリオンマイラーにはカウントされないフライトなのでここでは割愛します。

 

フランクフルトで半日を過ごす

フランクフルトに到着後、空港から中央駅に行くことにしました。何回かフランクフルトに来ていますが、なぜか今回は空港内で迷いました。まず、切符の買い方がわかりません。行きたいのは中央駅なのですが、券売機に中央駅が出てきません。スマホで運賃を調べて、同じ額になる駅を選んで買いました。ドイツの鉄道は改札がないので切符を持たなくても乗車は可能です。でも、車内検札が抜き打ち的にあり、もし切符を持っていないとたとえ外国人旅行客でも問答無用で罰金を支払うことになります。なので、同じ運賃の切符を持っていればなんとかなるだろうという判断です。結局、検札は来なかったので、切符を持ったまま中央駅に着きました。

思わぬ苦労をして着いたフランクフルト中央駅
フランクフルトでラーメン

中央駅まで来たのは駅近くの人気ラーメン店で食事をするためです。お店に着いたのは14時くらいですが、この時間でもほぼ満席でした。皆さん、ラーメンを少しずつ食べながら語り合っています。私みたいにラーメンを速攻で食べて店を出る人は皆無で、こちらの人はラーメンを酒の肴としていることがわかりました。でも、1時間とか2時間経って伸びたラーメンを食べて美味しいのだろうか?

中央駅近くの人気ラーメン店で食事

中央駅から空港に戻ります。切符は往復で買っていたので、今回はそのまま電車に乗車です。結局、帰りも検札に会うことはありませんでした。

 

ラウンジでシャワーを浴びる

フランクフルト空港に到着し、チェックインしてセキュリティを抜けます。出国審査はパスポートを見てスタンプを押すだけの簡単なもので通過しました。国際線の搭乗エリアにあるルフトハンザのセネターラウンジに向かいます。このラウンジは広々としており、シャワーブースもたくさんあるので使い勝手がよいです。早速シャワーの使用を申し込みシャワーを浴びました。髭も剃り、服も着替えてリフレッシュします。フランクフルトから羽田のフライトは夜の時間帯に出発なので、乗る前のリフレッシュは重要です。

このラウンジは使い勝手がよい
フランクフルト発の肉料理は・・・

搭乗後、定刻から10分遅れで出発しました。羽田からミュンヘンに来るときと異なり、上昇中の揺れも少なく、安定飛行に入ると同時に機内食が始まりました。最初の飲みものはシャンパンにしました。機内であまりシャンパンは飲まないのですが、今日は喉がいつもより渇いていた(ラーメンのせいかも?)のでアミューズと一緒にいただきました。機内で飲むジャンパンは意外と美味しかったです。

機内でシャンパンを飲むのは珍しい

そして料理のオーダーですが、フランクフルトの肉料理は硬くて美味しくないことがほとんどなので、洋食の魚料理にしました。

 

洋食のアペタイザーはビーツでマリネしたスモークサーモンです。見た目はちょっと驚くような色です。そして、合わせる飲み物として、白ワインの飲み比べをしました。積んでる白ワインはアルゼンチンのソーヴィニオン・ブランとフランスのシャルドネです。サーモンを食べてみると、熱を通してないのではないかと思うほど生の食感に近かったです。そして味はサーモンの上にほのかにビーツの味がアクセントとして乗っている感じです。これは白ワインとの相性も抜群でした。

見栄えも食感もよかったアペタイザー
アペタイザーもメインディッシュも魚

メインディッシュは鱸のソテーと大麦のリゾットです。これも白ワインと合わせたいところです。通常のフライトではビジネスクラスで提供されている白ワインは2種類だけなのですが、今回は3種類積んでいるとのことで、フランスのシャルドネをおかわりして追加でオーストリアの白ワインをいただきました。このオーストリアの白ワインと鱸のソテーが一番相性がよかったと思います。大麦のリゾットもあまりしつこい感じがせず、よかったと思います。

鱸のソテーは味がよかった
デザートはPass

メインディッシュを食べ終わりデザートの時間ですが、今日は軽食を2種類食べたいと思ったのでデザートはお断りしました。軽食はまず第1弾としてバーベキューチキンとグリルドベーコンのバゲットサンドイッチにガーデンサラダを大盛りにして茅乃舎の野菜スープとビールをオーダーしました。このバーベキューチキンとグリルドベーコンのバゲットサンドイッチですが、フランクフルト発限定の軽食です。カリっという外側に対して中にベーコンが入っていて、食感も味もよかったです。フランクフルトではこのような味が好まれるのでしょう。

フランクフルトの味がした?

軽食もう一つとしてヴィーガンカレーを食べたかったのですが、さすがにお腹がいっぱいになってしまったので諦めました。こんなことならデザートを食べればよかったと後悔です。

 

睡眠時間は・・

お腹もふくれたところで就寝です。今後の飛行時間を考えると6時間以上は眠れそうです。睡眠不足もありすぐに眠ることができました。起床して周りを見ると機内の照明がついており、周囲の乗客も2回目の機内食を食べ終わっている感じです。完全に寝坊しました。起きるとすぐにCAさんが朝食(日本時間では夕食)のオーダーを取りに来ました。朝食も洋食をお願いしました。洋食はタリオリーニのトマトソースです。海老のグリルの香ばしい香りが食欲をそそります。それほどお腹は減ってなかったのですが、ペロリといただきました。

意外とペロリと食べられた
帰国

食事が終わる頃には日本上空に到達していました。最後にお茶をいただき終わるともう羽田は目の前です。着陸態勢に入り、都心上空を通過するルートで羽田に向かいます。この時期は日の入りが早い時期だったので、都心のイルミネーションを眼下に望みながら羽田に着陸です。

都心のイルミネーションを見ながら羽田へ着陸

羽田→ミュンヘン→フランクフルト→羽田というホテルに泊まらず飛び続ける三角飛びでしたが、ビジネスクラスを横になって眠れたこともあり、それほど疲れを感じることなく帰途に就きました。

 

さて、ライフタイムマイルの確認です。

今回のフライトで60万マイルを超えてきました。

目標のミリオンマイラーまで残りあと394674マイルです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

お誕生日翌日フライト(ミリオンマイラー修行その41)

バースデー翌日フライト

JFKターミナル7から出発

今回はお誕生日の翌日にNYから東京に戻ります

 

搭乗前にメールのチェックが必須

今回はバースデーフライトの翌日に帰国するためにニューヨークJFK空港から羽田空港へ飛びます。

濃霧のJFKに出発の3時間前に着いたのですが、既にチェックインカウンターがオープンしてました。以前ならきっちり3時間前からオープンだったのですが、ルールが変わったようです。チェックインするとすぐに機内WiFiのバウチャーコードがメールで届きました。羽田からニューヨークに来るときはチェックインしてもそんなメールは来なくて、機内でCAさんからバウチャーカードをもらってWiFi接続したのですが、メールでコードが送られてくるというのが正式運用のようです。機内に搭乗してしまうとメールが確認出来ないので、チェックインしてから搭乗までの時間にメールを確認しておく必要がありますね。

空港はものすごい濃霧
何も特別なものはない

バースデー翌日の搭乗なので、何も特別なことはなく、チェックインも普段通りのやりとりだけでした。海外発のバースデーフライトはプレゼントを貰えるわけでもなく、ただ係員から「ハッピーバースデー」と言われるだけです。色々な人からお祝いの言葉を貰ったり、プレゼントを頂けるのは日本発のフライトの時だけです。

 

ラウンジもなにもない


チェックイン後にセキュリティを通りラウンジに行きましたが、JFKのラウンジはこの時間の出発便が少ないためか、食事もあまり用意されず、ライブキッチンも稼働せず、シャワーの営業もない淋しいラウンジになります。せめてシャワーくらいやっていて欲しいと思います。

出発便が少ない時間帯なので利用者はいない

自慢の(?)ダイニングキッチンも閉鎖
濃霧は影響なし

搭乗時刻は若干遅れました。JFKは定刻通りに搭乗開始することが多いのですが、今日は普段とは違うみたいです。空港到着時は濃霧で飛行機が飛ぶのか不安になるくらいでしたが、天気が雨に変わり濃霧は消えたようです。離陸後はしばらく揺れが続きました。飛行が安定し、機内食が始まったのは離陸から1時間程経ってました。通常よりも30分程度遅れての開始です。

 

機内食は洋食ではなく和食

機内食はニューヨーク発なので肉料理にしようかと考えましたが、ステーキではなくほほ肉の煮込みだったので、和食にしました。日本酒に農口があったことが和食チョイスを後押ししました。

農口が飲めるなら和食をチョイス

 

海外発は出発地によって、洋食が得意だったり和食が得意だったりするもので、例えばロンドン発の便は和食が創作料理みたいに楽しく、よくオーダーしますし、シカゴ発やニューヨーク発のステーキならハズレは少ないと思います。
濃霧だったのは天候が良くないからであり、予想通り離陸後はしばらく揺れが続き、40分くらいシートベルトサインが点灯したままでした。ようやく安定飛行に入り機内食が始まりました。結論から言うと和食を選んだのは正解だったと思います。見栄えは良く華やかなな前菜で、日本酒も進みます。

和食の前菜は見栄えもよい
主菜はイマイチ

ところが主菜の牛すき煮はイマイチでした。海外発の便では牛すき煮はよく出ます。外国人にも分かりやすい日本食で人気もあるのだと思いますが、今日の牛すき煮は火を通しすぎており、口の中で肉がボロボロと崩れていき食感がよくなかったです。CAさんにそのことを伝えると、シートベルトサインが予定よりも長い時間点灯していたために熱を加えすぎたとのことでした。機内での調理はタイミングも難しいものなのだと知りました。

主菜の肉料理は食感が悪かった
デザートにも挑戦


同じくご飯もふっくらとした感じになっておらず、少しベチャベチャした食感でこれも残念でした。おそらくこれもシートベルトサインが長かったのが原因かと思います。
デザートはキャラメルパンナコッタという今まで食べたことがないものだったので試しにチョイスしました。もともとあまり甘いものは得意ではないのですが、これはあまり甘くなく、美味しくいただけました。

初めて食べたキャラメルパンナコッタ
軽食はアメリカ人向け?


食事が終わりそろそろ軽食の時間です。今回は「温かいビーフパストラミのルーベンサンドイッチ」をオーダーしました。ニューヨークの街のキッチンカーで食べられるような味で、これは日本人向けというよりアメリカ人向けの軽食なのだと思います。一緒にいただいたガーデンサラダも、日本発の便だとレタスを中心としたサラダなのですが、ニューヨーク発は現地のスーパーで売っているような葉物野菜のサラダで、これもアメリカ人向けだと感じました。
そろそろ眠くなりましたが、時間を見ると到着まで9時間を切っています。偏西風に逆らって飛ぶので結構時間がかかるはずですが、離陸後の揺れで機内食開始が大幅に遅れた影響がココにも出ています。

ホットミールだった「 温かいビーフパストラミのルーベンサンドイッチ」

ガーデンサラダは日本では見かけない葉物野菜
機内食2回目は敢えて「食べない」

 

結局睡眠は5時間くらいしか取れませんでした。若干の寝不足で起きたのですが、羽田到着後に飲みに行く予定があったので、2回目の機内食は食べずに、野菜スープとお茶だけ頂きました。乾燥した機内で寝た後は水分も塩分も欲しているので、野菜スープがとても美味しく感じました。

 

翌日なのにバースデープレートのサプライズ


着陸まであと1時間になった頃、CAさんからバースデープレートを頂きました。今日は誕生日から1日経っているので、これはサプライズです。プレートと一緒にフルーツ盛り合わせも頂き、美味しく頂きました。

誕生日の翌日だったがバースデープレートをいただく
羽田の混雑はなし

 

この便は羽田空港が混雑する時間帯に到着するので、太平洋上で旋回して待たされることがよくあるのですが、今日は旋回することなく、茨城沖から上陸し成田空港の北側から千葉県を南下し東京湾でUターンする形で南側から羽田空港に着陸しました。

羽田への進入で旋回はなかった

 

考えていたよりも時間が経つのが早く感じられたフライトでしたが、THE Roomの旅はやはり良いものだと感じました。

無事羽田空港に着陸

さて、ライフタイムマイルの確認です。

目標のミリオンマイラーまで残りあと408437マイルです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

お誕生日フライトでNY(ミリオンマイラー修行その40)

年に一度のお誕生日フライト

今回はお誕生日フライトでNYへ行ってきました。

 

久しぶりのブログ更新です

このところ私生活で大きな変化があったのでブログの更新が滞ってましたが、落ち着いてきたのでブログの更新を再開します。なお、更新していなかった時期も飛行機には乗っていて、ネタはたくさん貯まっていますので順次アップしていきます。また、これまでは搭乗した全てのANA路線の搭乗記をアップしていましたが、国内線は距離も時間も短いものが多いため、ときどき割愛することにします。

 

お誕生日フライトとは?

お誕生日フライトとは文字通り自分の誕生日に飛行機に乗ることですが、運がいいと機内でCAさんにお祝いしてもらえたりします。また、北米や欧州へのお誕生日フライトの場合、タッチで帰国すれば時差の関係で行きも帰りも同じ日になる場合があり、この場合は2度のお誕生日フライトを経験できます。

今回は羽田からニューヨークへお誕生日フライトで飛びました。2年前は同じニューヨークへのお誕生日フライトをタッチで行って、行きも帰りもお誕生日フライトにしましたが、今回は行きだけお誕生日フライトです。最近、USAへの入国審査が厳しくなっており、何の目的もない入国は別室で事情聴取になったりしますので、ニューヨークでの観光もきちんと入れた上での渡航にしました。

 

何も言ってないのに・・・

羽田でのチェックインはRカウンターで行いましたが、チェックイン時にこちらから何も言わないのに係員から「お誕生日おめでとうございます」と声がけいただきました。日本国内での国際線チェックインのときは誕生日を言わなくてもお祝いしていただけることがほとんどですが、海外出発のチェックインのときは何も言われないことが多いです。お誕生日と気づいても「Happy birthday!」と言われるだけでおしまいです。

 

ラウンジにて

チェックインしてラウンジで軽く食事をしていると、ラウンジのコンシェルジュの方がテーブルまでいらして、誕生日のプレゼントをいただきました。中身は革製のカードケースでした。毎回何かをいただいていますが、毎年中身が違います。もしかしたら1年で別のものに変えるようなことをしているのかもしれません。

ラウンジのダイニングではバースデープレートと記念のカクテル(通常のメニューには載っていない)をいただきました。

バースデープレートと特製カクテル
お誕生日フライトのはじまり

搭乗し出発です。今日は天気もよく気流の状況もよいのか非常に安定した飛行になっています。

絶好のフライト日和

最初のアミューズは飲み物として日本酒の農口を頼みました。この日本酒、飲み口がおだやかでコクを感じる美味しいお酒です。

独特の旨さがある日本酒「農口」

アミューズはANAオリジナルシナモンジンジャースティックと海老のマリネ オリーブとチーズです。アミューズにはよくスティックが出ますが、シナモン味は初めてです。スティックなので水分が欲しくなるためお酒も進みます。

アミューズでお酒も進む
和食か洋食か・・・悩む

和食にするか洋食にするか迷いましたが、洋食がRyuzuとのコラボメニューだったので、洋食の肉料理を選びました。アペタイザーは「カリフラワーのムースとズワイガニ 人参サラダをのせて」と「フォアグラ 焼き葱 きのこのジュレ寄せ コールドチキンとともに」の2品です。この2つは形が同じで色違いのような料理で、見ていて美しい料理だと思いました。洋食ではあるのですが、お酒は農口のおかわりと飲み比べで八海山をいただきました。アペタイザーが思ったよりも和食に近い味付けだったので、日本酒とよく合いました。

アペタイザーは見た目も美しい

八海山で飲み比べ
この料理にはストーリーがある

メインディッシュは「牛フィレ肉のソテーを牛蒡とソースジャポネーズと ともに クラッシュポテトを添えて」(長い名前の料理・・・)です。このメインディッシュもアペタイザーと構造が似ています。料理の上に細く切った食材(この場合は牛蒡)が乗っている姿は明らかにアペタイザーを想起させるようになっており、料理としてのストーリーを作っていると感じます。ドリンクは農口を継続して、赤ワインのシラーをいただき飲み比べです。

このメインディッシュはとても香りがよく食欲をそそるようになっています。とても香りが強いため、赤ワインのシラーも日本酒の農口も負けているような気がします。この料理にはタンニンの強いビンテージ感のある赤ワインが一番似合うと思いました。

アペタイザーからメインディッシュへのストーリーを感じる
今日はデザートも食べる

デザートは普段はあまり食べないのですが、今日は誕生日ということもあり食べることにしました。選んだのはメルティーショコラです。ラメまで入っていてお誕生日にはちょうどよい(?)と思いました。もともと甘いのは得意ではないのですが、なんとか食べきりました。

今日はデザートも食べる!

ここでパジャマを借りて着替えて寝られるようにしつつ、軽食を頼みます。軽食は 和風酢豚丼にガーデンサラダをつけて、ドリンクはビールを頼みました。この 和風酢豚丼は期待していたほどは美味しくなかったです。和風とも酢豚とも味付けが異なっていて、迷子になっている味でした。ガーデンサラダは大盛にしてもらい野菜不足を少しでも解消できたらという感じです。

和風酢豚丼はイマイチだった
CAさんに起こされる

お腹も膨れて眠くなったのでここで就寝しましたが、寝ている最中にCAさんに起こされました。オーロラが見えるとのことで、ギャレーの方の窓からオーロラを見ました。これまで3回ほどオーロラを機内から見ましたが、今回のが一番大きかったです。またこれまでのオーロラは緑色だったのですが、赤っぽい色のオーロラは初めて見ました。

写真に収めようとしたのですが、やはりスマホのカメラでは写りませんでした。残念。

 

完全に寝坊

オーロラを見てから再び就寝し、目が覚めたのはニューヨーク時間で朝の8時過ぎでした。通常、着陸の2時間30分前に機内の明かりが点いて機内食が始まるのですが、完全に寝坊で、周りの乗客は機内食を食べ終わっている状況でした。CAさんに朝食をお願いしたのですが、洋食の希望に対し既に洋食は全部出てしまったとのことで和食になりました。洋食が食べたかったら2時間30分前には起きてないとダメだったようです。

洋食がなかったので和食を選択
サプライズ

着陸まであと1時間30分というところで、CAさんたちからバースデープレートをいただきました。プレートにはデザートがついてましたが、このデザートはファーストクラス用のデザートとのことです。ファーストクラスつきの機材でお誕生日フライトをしたおかげて、普段は食べることのないデザートをいただけて嬉しかったです。来年もお誕生日フライトはファーストクラスつきの機材で飛びたいと思いました。ファーストクラス向けのデザートは非常に上品な甘さでした。

バースデープレートのサプライズ
お誕生日フライト終了

JFK空港に向けて着陸態勢に入って高度を下げていきますが、なかなか地表が見えてきません。雲が低く垂れこめているようです。ようやく地表が見えたと思ったら10秒ほどで着でした。こんなに視界が悪いのに着陸できるのは計器飛行技術のおかげですね。昔なら別の空港にダイバードしていたことでしょう。

陸地が見えたと思ったらすぐ着陸だった

無事にお誕生日フライトを終えました。さて、気になるライフタイムマイルですが、今回は行きと帰りでまとめて集計しますので、今回は割愛です。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。